ワールドカップ観戦で寝不足の朝
昨日はワールドカップ、お疲れさまでした。
深夜に夫と一緒に応援していたので、今日は寝不足です。
結果も悔しくて、なんとなくやる気が出ないシャバです。
そんな今日は、今まさに私が経験している出来事を通して、
子育ての中で感じたことを書いてみようと思います。
人生で初めて直面した「謝恩会」
今年度、私は幼稚園の役員をすることになりました。
役員になって初めて知ったことや、考えなければならないことがたくさんあります。
その中でも一番驚いたのが、「謝恩会」の存在でした。
謝恩会とは、卒業生や保護者が恩師に対し、感謝の意を伝えるために開催するパーティーのこと。 高校までは保護者主催で行われることが多いですが、大学や専門学校では卒業生が開くケースも多々あります。
出典: 謝恩会とは?当日までの流れやおすすめの出し物
もちろん、先生方へ感謝を伝えたいという気持ち自体に異論はありません。
ですが、実際に準備を進める中で、「本当に今の時代にも必要なのだろうか」と考えるようになりました。
本当に先生が望んでいることなのか
以前、幼稚園に勤めていた友人に話を聞いてみました。
すると、
「服装を考えたり、人前で気を遣ったりして意外と大変だった。」
「記念品も毎年いただくので、気持ちは嬉しいけれど、
なくても困らないと先生がおっしゃっていたよ。」
という話を聞きました。
もちろん、すべての先生が同じ考えではないと思います。
ですが、私は「先生への感謝」が目的なのであれば、
一度先生方の意向を聞いてみてもいいのではないかと感じました。
少なくとも私が知る限りでは、そのような機会はありませんでした。
「きっと喜んでくれるはず。」
そんな善意だけで準備を進めることに、私は少し違和感を覚えています。
「善意」が負担を生むこともある
役員をしていると、準備や打ち合わせ、連絡など、思っていた以上にやることがあります。
それぞれ家庭や仕事があり、忙しい中で時間を作っています。
だからこそ私は、「本当に必要なこと」に時間を使いたいと思っています。
もちろん、謝恩会を楽しみにしている方もいるでしょう。
それを否定したいわけではありません。
ただ、全員が同じ価値観とは限らない中で、
「毎年やるものだから」という理由だけで続いているのであれば、
一度見直してもいいのではないかと思うのです。
「こうあるべき」という考え方に縛られない子育てについては、こちらの記事でも書いています。 他人の人生を生きるのをやめた日
以前感じた違和感
実は、以前にも似たような出来事がありました。
園長先生が退職される際、ある保護者の方がサプライズで寄せ書きを贈ろうと提案しました。
参加者から印刷代を集め、みんなでメッセージを書くという企画です。
このこと自体は素敵なことだと思います。
ですが、その頃、私は園で働いている友人から
「家庭の事情で退職することになったけれど、まだ誰にも言わないでほしい」と相談を受けていました。
そのため、私はそのことを誰にも話すことができませんでした。
卒園式当日。
園長先生には盛大なサプライズがありました。
でも、同じ日に退職するその先生には何もありませんでした。
もちろん、誰が悪いという話ではありません。
ただ、私はその時に「みんなの前で大きな感謝を伝えること」が、
必ずしも誰も傷つかない形になるとは限らないのだと感じました。
本当に感謝を伝えたいのであれば、それぞれが個人的に伝える方法でも十分なのではないでしょうか。
時代は少しずつ変わっている
私の子どもが通う幼稚園は、毎年園児数が少なく、現在も一学年10人を超えるクラスはありません。
もちろん、その理由は一つではありません。
ですが、役員の負担や昔から続く慣習を負担に感じる家庭があることも、
理由の一つとして考えられるのではないかと思っています。
今では自治会がない新しい住宅地も増えています。
会社でも飲み会が減り、「みんなで参加すること」が当たり前ではない時代になりました。
共働き家庭が増え、一人ひとりの時間が以前よりずっと貴重になっています。
だからこそ、「昔から続いているから」という理由だけで続けるのではなく、
本当に必要なのかを考えることも大切なのではないでしょうか。
感謝は形ではなく、気持ちで伝えられる
私は、先生方への感謝を伝えることには賛成です。
でも、その方法が必ずしも謝恩会である必要はないと思っています。
誰かが企画し、みんながお金を出し、忙しい時間を調整し、先生方の時間までいただく。
そのすべてが、本当に先生方のためになっているのか。
一度立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。
感謝は、大きなイベントがなくても伝えられます。
「ありがとうございました。」
その一言でも、先生方には十分気持ちは届くはずです。
善意だからこそ、相手が本当に望んでいることは何なのか。
子育て世代の負担が増え続ける今だからこそ、昔から続いてきた慣習も、
一度見直してみる時期なのかもしれない。
私は今回の役員経験を通して、そんなことを考えました。