他人の人生を生きるのをやめた日

有名になることが親孝行だと思っていた

私の家は、自営業家庭でした。

幼い頃から、

「有名になること=お金を稼げること」

「お金を稼ぐこと=親孝行」

そんな方程式を、どこか当たり前のように植え付けられていた気がします。

以前のブログでも少し書きましたが、私の父は、自分のコンプレックスを子供の成果や評価で埋めようとするタイプでした。

幼少期の家庭環境については、こちらの記事でも詳しく書いています。 子供はなぜ母親を愛し続けるのか

子供の将来のためというより、

「頑張る子供を見た周りから、自分がどう見られるか。」

そちらを気にしている人だったように思います。


私の人生なのに、勝手に決められていた

ある時は芸能オーディション。

ある時は、

「京都へ行って舞妓さんになれ。」

私の意見を聞くことなく、父は勝手に将来を決めようとしていました。

それだけではありません。

再婚した相手と平和に暮らしたいから。

そんな理由で、まるで私がいることが平和を壊しているような言葉も言われました。

今でも、自分を正当化するような発言を聞くと反吐が出ます。

ただ、その身勝手さのおかげで高校を卒業できたこと。

早くから自立心が身についたこと。

そこだけは感謝しています。

とはいえ、高校の学費も、その後の育児も支えてくれたのは祖母でした。

だからこそ、父がそのことを正当化したり、大きな顔をしたりする姿を見ると、今でも嫌悪感があります。


認められることが、自分の価値だった

そんな父のもとで育った私は、

高校生の頃には

「夢がない人間はダメ。」

そう思い込むようになっていました。

だからオーディションを受ける。

合格する。

父へ報告する。

褒められる。

それが、私の価値を測る基準になっていました。

 

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子育て中でも続いた評価

子供を妊娠し、出産してからは、

2年おきの出産と育児に追われ、

他人の評価なんて気にする余裕はありませんでした。

でも、少し子育てが落ち着いた頃、

また父からの評価が始まりました。

「何かしなければダメ。」

「もっと頑張れ。」

今思えば、

子育て真っ最中の娘にそんなプレッシャーをかけること自体がおかしい話です。

でも当時の私は、

「まだ頑張らないとダメなんだ。」

そう思っていました。


人は、自分の物差しでしか見ない

次女の障がいが分かってからの私は、

仕事よりも通院や療育を優先する生活になりました。

働き方にも大きな制限がありました。

理由は誰が見ても明確です。

それでも父は、

仕事を辞めた理由を

「忍耐力がないから。」

そう決めつけました。

さらに、

「尊敬できる人がいたら人生変わるんじゃないか。」

なんてアドバイスまでしてきました。

正直、

おせっかいにも程がある(笑)

親しき中にも礼儀あり。

それを一から学んできてほしいと、本気で思いました。


気付けば、他人の人生を生きていた

そんな経験を通して思うことがあります。

人は、いつの間にか他人の人生を生きてしまうことがあります。

「嫌われたくない。」

「認められたい。」

その気持ちが強くなるほど、

自分の基準ではなく、

相手の基準で物事を考えるようになります。

でも、それは本当に自分の人生なのでしょうか。


人は、人を変えたがる

以前の記事でも書きました。

人は他人を変えることはできません。

この考えに至ったきっかけは、こちらの記事でも書いています。 人は変えられない。でも、自分の人生は変えられる。 ~私がDVから離れられた理由【後編】~

でも、変わるきっかけを与えたり、

助けたりすることはできます。

それなのに、多くの人は

「自分が変えてあげた。」

そう言いたがります。

変わったのは本人が努力したから。

本人が覚悟を決めたから。

きっかけは与えられても、

最後に一歩踏み出したのは本人です。

それなのに、その小さなきっかけだけを自分の手柄のように話す人も少なくありません。

人間って、意外とそういうものなんだなと思います。

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小さな幸せを大切にしたい

今の私は思います。

大きな夢なんてなくてもいい。

毎月、小さな目標を立てる。

その積み重ねが、いつか大きな成果になればそれでいい。

その途中には、

成功もある。

失敗もある。

悩む日もある。

また頑張る日もある。

それで十分なんです。

お金持ちになりたいから社長にならなきゃいけないわけじゃない。

立派な人間だから目立たなきゃいけないわけでもない。

毎日100点じゃなくていい。

今の私は、

大きな目標ばかり追いかけるより、

日常の小さな幸せに気付ける人でありたい。

そんな人生の方が、

ずっと豊かなんじゃないかと思っています。

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グル子

このサイトのメインライター。失敗談から日常のことまで、思いついたことを気ままに書いています。ゆるく更新しているので、気軽にのぞいてもらえたらうれしいです。