私は、対人関係において、相手のことを考える。

「相手の立場になって考える」ということ。

当たり前のように聞こえるけれど、これって意外とできない人が多いと思う。

例えば、誰かに何かをお願いするとき。

私は、いきなり「これやって」とは言わない。

まず、相手の様子を見る。

今、何かしていないか。
疲れていないか。
忙しくないか。

その人の状況を、いろんな角度から考えてから声をかける。

そして、

「忙しいところごめん」

「今、大丈夫?」

と、まず相手への配慮を伝えた上で、本題を話す。

たった一言だけど、私はこういうことが大事だと思っている。

相手の言葉の裏側まで考える

以前、私の祖父母が同時に入院したことがあった。

そのとき、一緒に住んでいる叔母がメインでお世話をしてくれていた。

そんな期間の中で、叔母には用事があり、

「本当はその日に行きたいけど、日程をずらして行く」

ということを電話で伝えてきた。

私は、その会話を聞きながら、いろんなことを考えた。

本当は、日程を調整なんてせずに自分の用事を済ませたいんじゃないか。

でも、祖父母のことがあるから、自分の予定を後回しにしているんじゃないか。

そして、叔母自身、人に頼ることが苦手なところもある。

だから私は、

「私が代わりにできることならするよ」

と伝えた。

叔母が「やって」と言ったからではない。

その言葉の奥にある状況を、自分なりに考えたからだ。

「指示を出すこと」と「助けること」は違う

一方で、私の母は、昔から相手が望んでいることを読み取るのが苦手だ。

基本的に自分優先で、自分は動かないのに、指示は出してくる。

そして、

「指示を出した自分=動いた」
「言った自分=助けた」

という感覚になる。

でも、それって本当に相手を助けたことになるのかなと思う。

祖母が退院してから、介護が始まった。

叔母には叔母の生活があり、仕事もある。

そんな中で、母は祖母の食事のメニューなどに口を出す。

「祖母にとっては、こうしたほうがいい」

ということだけを考えた発言。

でも、そこには、

「それをする叔母はどうなんだろう」

という視点がない。

私は、その会話を見ていて、叔母が心配になった。

祖母のことを考えるのは、もちろん大切。

でも、祖母のお世話をしている叔母のことも、同じように考える必要があると思う。

助言より先に、できることがある

介護について口を出すことより、

「いつもありがとう」

と伝えること。

食事について助言することより、

「何か私にできることある?」

と聞くこと。

そして、本当にできることがあるなら、自分が動くこと。

私は、それが相手の立場になって考えるということなんじゃないかなと思う。

もちろん、誰かに何かをお願いすること自体が悪いわけじゃない。

人間だから、誰かに頼ることもある。

自分だけではできないこともある。

だからこそ、お願いするときには、

「相手にも相手の生活がある」

ということを忘れないようにしたい。

「自分が言いたいこと」だけになっていないか

最近、私の周りには、こういう配慮に欠けた人が多いと感じる。

自分がしてほしいことは言う。

自分の意見も言う。

でも、

「相手は今どういう状況なんだろう」

というところまで考えない。

自分の正しさや、自分が思う「こうしたほうがいい」を相手に伝えることに一生懸命になってしまう。

でも、人間関係って、

「自分が正しいことを言っているか」

だけでは成り立たないと思う。

正しいことを言っていても、相手の状況を無視していれば、ただの負担になることもある。

逆に、何か特別なことをしてあげなくても、

「今、大変だよね」
「いつもありがとう」
「私にできることならするよ」

そう言ってもらえるだけで、救われることもある。

私は、人に何かをお願いするときほど、

相手のことを考えたい。

相手が何をしているのか。
今、どんな状態なのか。
何を言われたら負担になるのか。
本当は何を望んでいるのか。

全部を正確に読み取れるわけじゃない。

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それでも、考えようとすることには意味があると思っている。

「相手の立場になって考える」

これは、相手の気持ちを完璧に理解することではない。

自分の都合だけで動く前に、一度相手の世界を想像してみること。

私は、それだけでも人との関わり方は、かなり変わると思う。
人への熱量と関わり方について、こちらにも書いています。 人に対する熱量を下げると、生きやすくなる

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グル子

このサイトのメインライター。失敗談から日常のことまで、思いついたことを気ままに書いています。ゆるく更新しているので、気軽にのぞいてもらえたらうれしいです。

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