私は昼職も夜職も、人とのコミュニケーションが重視される仕事をしている。

もともと人と話すことが好きなのもあるけれど、
自分では、人と会話することは得意なほうだと思っている。

ただ、会話って単純に「話す」だけでは成り立たないと思う。

相手が何を話しているのか。
相手の立場に立って考えることについては、こちらでも書いています。 相手の立場になって考えるということ

なぜ、その話をしているのか。

今の会話の論点は何なのか。

そういうことを考えながら話す必要があると思っている。

もちろん、世間話や日常会話なら、そこまで難しく考える必要はない。

でも、何か目的がある会話なら、

Qに対してAを返す。

これがないと、なかなか会話にはならない。

そして、この「Aを返す」ということを、なかなかしてくれない人もいる(笑)。

Qに対してAが返ってこない

私は比較的、せっかちなタイプだと思う。

すぐに出せる答えや、すぐにできる決断なら、
決断することの難しさについては、こちらでも書いています。 決めるまでは優柔不断、決めたら頑固な私
私はなるべく早く判断したい。

もちろん、時間をかけないと分からないこともある。

それは仕方がない。

でも、時間がかかることの中にも、
その過程でできる小さな決断や、小さな結果は出せると思っている。

だから、

「これは今決められるよね」

「ここまでは分かるよね」

ということまで、ずっと止まっている状態が私は少し苦手だ。

特に、相手がいないと話が進まないことについて、

こちらが質問する。

↓

相手から答えが返ってくる。

↓

その答えをもとに、またこちらが質問する。

こうやって会話を進めたいのに、

こちらのQに対するAが返ってこない。

そうすると、当然ながら次の話にも進めない。

これが続くと、私はだんだん嫌な気持ちになってくる(笑)。

会話が苦手なのではなく、要点が分かっていない

ただ、最近思うのは、

「会話ができない人=話すことが苦手な人」

ではないということ。

そもそも、

相手が何を聞いているのか、何を知りたいのかが分かっていない人

も結構いる。

自分が話したいことを話す。

聞かれたことではなく、自分が思いついたことを答える。

質問されても、その質問に対する答えではなく、自分の考えを話し始める。

そうなると、話している本人は会話をしているつもりでも、

聞いている側からすると、
しゃばは「口が上手い人間が、この世を制す。」で、印象や言葉の上手さが評価される社会について書いています。 口が上手い人間が、この世を制す。──「印象」で人を判断する社会に思うこと

「いや、そこを聞いてるんじゃない(笑)」

となる。

会話って、一人で話すものではない。

相手がいて、初めて成立するものだと思う。

LINEが当たり前になったからこそ

これって、LINEでのやり取りが当たり前になったことも、少し関係しているのかなと思う。

メールよりも短い文章で送れる。

思いついたことを、短時間で送れる。

会話を短く完結させられる。

一見すると、すごく便利。

でも、その分、

「説明する」ということが省略されやすくなった気もする。

短い文章だからこそ、

「この言葉はどういう意味なんだろう?」

と、受け取る側が考えなければならないことも増える。

そして、説明が足りないまま話が進むと、

言葉の受け取り方が違ったり、
認識がズレたりする。

それが、実際にトラブルにつながっていることも多い。

私は普段の会話でも、それを感じることがある。

キャッチボールじゃなくて、壁打ち(笑)

会話って、キャッチボールに似ていると思う。

私がボールを投げる。

相手が返してくれる。

その返球を受け取って、
またこちらが投げる。

それを繰り返すことで、会話が続いていく。

でも、相手がボールを返してくれなかったら、
こっちはずっと投げ続けるしかない。

それはもう、

キャッチボールじゃなくて壁打ち(笑)。

自分だけが話を進めようとしている状態になる。

もちろん、人によって話すのが得意な人、苦手な人はいる。

考えてから話したい人もいるし、
言葉にするのに時間がかかる人もいる。

だから、「すぐ答えられない=悪い」と言いたいわけではない。

ただ、

「今、相手は何を聞いているんだろう」

「この質問に対して、自分は何を答えれば会話が進むんだろう」

と考えることは、コミュニケーションにおいて大切だと思う。

気持ちは、言葉にしないと伝わらない
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特に難しいのが、感情や気持ちを伝えること。

これは文字だけになると、さらに難しくなる。

声のトーンもない。

表情も見えない。

その場の空気も分からない。

だからこそ、言葉だけで伝えるなら、
普段以上に説明する必要があると思う。

「そんなつもりじゃなかった」

「そういう意味で言ったんじゃない」

ということは、誰にでもある。

でも、相手にはその「つもり」は見えない。

見えるのは、自分が実際に送った言葉や、口にした言葉だけ。

だから私は、

伝えることと、伝わることは別物

だと思っている。

自分が言ったから終わりではなく、

相手にどう伝わったのか。

相手は何を受け取ったのか。

そこまで考えて、初めて会話になるんじゃないかなと思う。

今は、仕事の指示や業務上のやり取りまでLINEで行うことが当たり前になってきた。

便利になったからこそ、

「短く伝える」ことより、

「ちゃんと伝わるように伝える」こと

が、これからもっと大事になっていくんじゃないかなと思う。

会話は、話すことだけじゃない。

聞くこと。

考えること。

そして、相手が投げたボールをちゃんと返すこと。

それができて初めて、

「会話のキャッチボール」

になるんだと思う。

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グル子

このサイトのメインライター。失敗談から日常のことまで、思いついたことを気ままに書いています。ゆるく更新しているので、気軽にのぞいてもらえたらうれしいです。

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