普通に結婚して、家庭に入って生活していると、

当然のように「危ないものから避ける」という選択をすると思う。

危険な場所には行かない。
危険な人には近づかない。
薬物や犯罪なんて、自分とは関係のない世界だと思っている。

私自身も、昔はそうだった。

でも、離婚して環境が変わってから、

「危険って、こんなに身近にあるものなんだ」

と思うようになった。
14歳で道を踏み外した私が、今どう生きているかについても書いています。 前科持ちママの今。14歳で道を踏み外した私が、今はWeb制作を仕事にしている

薬物も、犯罪も、危険な人間関係も、
テレビの中だけの話ではない。

少し環境が変われば、意外と自分のすぐ隣に存在している。

私の場合、幼少期に母親が薬物で逮捕された経験がある。

だからこそ、危険なものが身近に存在するという感覚は、昔からどこかにあったのかもしれない。

それでも、自分が大人になって生活していると、
そんな世界からは自然と距離ができていく。

ところが、人生の環境が変わると、
今まで見えていなかったものが見えるようになる。

先日も、某有名キャバ嬢が逮捕されたというニュースを見た。

そこで、ふと思った。

なぜ、お金を手に入れた先に「牢獄」があるんだろう。

もちろん、お金を持っている人が全員過ちを犯すわけではない。

むしろ、お金そのものが悪いわけでもない。

それでも私は、

「お金を得ること」が人生の大きなゴールになっている人ほど、少し危うさを感じることがある。

なぜなのか。

自分なりに考えてみた。

幸せ=お金になってしまうと、ゴールがなくなる

前回の記事にも書いたけれど、

「幸せになるためにお金が必要」

と考えることと、

「お金を得ることが幸せ」

と考えることは、少し違うと思っている。

お金は、生活を安定させる。

好きなものを買える。
行きたい場所にも行ける。
嫌な環境から逃げる選択肢も増える。

だから、お金は人生においてすごく大切なものだと思う。

でも、

「お金が増えれば増えるほど幸せになれる」

となってしまうと、どこまでいっても終わりがない。

100万円あれば次は500万円。
500万円あれば1000万円。
1000万円あれば、もっと欲しくなる。

そして、いつの間にか

「何のためにお金を得ているのか」

が分からなくなる。

お金を得ること自体は、実はそこまで難しくない

もちろん、大きなお金を稼ぐことは簡単ではない。

持っている知識や経験、人脈、才能によって、
お金を得るまでに必要な労力も時間も全然違う。

でも、一度お金を手に入れてしまえば、

世の中の多くの欲望は、お金で満たすことができる。

欲しい服を買う。
高級な車に乗る。
いい家に住む。
好きなものを食べる。
旅行に行く。
異性にモテる。
人から羨ましがられる。

お金があれば、かなりのことができる。

だからこそ怖い。

欲しいものを我慢する必要がなくなると、

「欲しいと思ったら手に入れる」

という感覚が当たり前になってしまうことがある。

そして、人間の欲望には限りがない。

お金で満たせるものを一つ手に入れたら、
また次のものが欲しくなる。

その繰り返しになる。

お金では買えないものもある

私は、豊かに生きるということは、
お金をたくさん持つことだけではないと思っている。

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自分を嫌いにならずに生きられること。

困ったときに相談できる人がいること。

誰かを大切にできること。

自分の人生を、自分で選べること。

失敗したときに立て直せること。

そういうものは、お金だけでは買えない。

もちろん、お金があれば楽になることはたくさんある。

でも、

「お金で手に入るもの」と
「お金があっても手に入らないもの」

は別物だと思う。

極端な話、お金で買えるものは、
お金を持っている人なら誰でも手に入れることができる。

でも、

どう生きるか。
誰と生きるか。
何を大切にするか。
自分をどう扱うか。

そこには、その人自身の価値観や経験が出る。

「もっと欲しい」が、人をおかしくすることもある

お金や名誉を手に入れた人が過ちを犯すと、

「せっかく成功したのに、なぜ?」

と思うことがある。

でも、もしかすると、

「成功したからこそ、失うものが見えにくくなった」

ということもあるのかもしれない。

お金がある。

周りに人がいる。

褒めてもらえる。

欲しいものも買える。

そんな環境に長くいると、

「自分なら大丈夫」

という感覚が強くなることもある。

そして、少しずつ判断の基準がズレていく。

最初は小さなことだったものが、
いつの間にか大きな過ちにつながる。

もちろん、これは本人の選択の問題でもある。

お金があるから犯罪をするわけではないし、
成功したから道を外れるわけでもない。

ただ、

「お金を得ること」だけを人生のゴールにしてしまうことには、私は少し危うさがあると思う。
お金に追われる生活のサイクルについても書いています。 お金がない人ほど「今なんとかする」を繰り返す

お金を得た後に、何をするのか

大切なのは、

「いくら稼ぐか」

だけではなく、

「稼いだお金で、どう生きるのか」

なんじゃないかなと思う。

お金を得ることは、ゴールではなく手段にもできる。

家族との時間を増やすためでもいい。

嫌な環境から抜け出すためでもいい。

将来の安心のために貯めてもいい。

経験を買ってもいい。

誰かを助けるために使ってもいい。

自分が穏やかに生きるために使ってもいい。

そうやって、お金の先に「どう生きたいか」があれば、
お金そのものに人生を支配されにくくなる気がする。

私は昔、

「お金があれば幸せになれる」

と思っていた時期があった。

でも今は、少し違う。

お金がないことで苦しくなることはある。

だから、お金は必要。

でも、お金だけでは人間は満たされない。

むしろ、お金を手に入れた後に、

「自分は何を大切にして生きたいのか」

そこを持っているかどうかのほうが、
人生には大切なんじゃないかなと思う。

お金も、名誉も、地位も、
持っていること自体が悪いわけじゃない。

ただ、それを手に入れた先に何もなければ、

「もっと欲しい」

を繰り返すしかなくなる。

そして、満たされない欲望は、
時に人を間違った方向へ連れていく。

だから私は、

豊かに生きることと、お金持ちになることは、同じではない。

そう思っている。

お金を得ることよりも、

お金を得たあと、
自分がどう生きるのか。

そっちのほうが、ずっと難しいのかもしれない。
正解を選ぶより、選んだことを正解にしていくことについても書いています。 人生は正解を選ぶことより自分の選択を正解にしていくこと

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グル子

このサイトのメインライター。失敗談から日常のことまで、思いついたことを気ままに書いています。ゆるく更新しているので、気軽にのぞいてもらえたらうれしいです。

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