生活するためには、もちろんお金が必要です。
家賃、食費、携帯代、光熱費。
生きているだけで、毎月当たり前のようにお金は出ていく。
だから私は昔から、「お金がない」という状態があまり好きではなかった。
いや、正確に言うと。
貧乏が嫌だったというより、お金がないことが怖かったのだと思う。
「お金がない」と感じるだけで不安になる
私は10代の頃から働いてきた。
お小遣いや携帯代を親に払ってもらえるような家庭環境ではなかったので、早い段階から
「お金を稼ぐ=自分の生活を守る」
という感覚があった。
だから、働いてお金が増えていくと安心した。
逆に、いくら収入があっても手元のお金が少なくなると、不安になる。
何か困ったことが起きた時に対応できない。
欲しいものが買えない。
誰かに頼らなければいけなくなる。
そういう「選択肢がなくなる感覚」が、私は昔から怖かったのだと思う。
幼少期の経験が、お金への価値観を作ったのかもしれない
以前の記事でも書いたように、私は幼少期から決して安定した環境で育ったわけではない。
私が育ってきた家庭環境や、その経験が今の自分にどう影響しているのかについては、こちらの記事でも書いています。 家庭環境は繰り返されるのか
子供にとって、自分で生活を守ることなんてできない。
大人がいなければ何もできない。
そんな環境を経験したからこそ、
「誰かに頼らなくても生きていけるようになりたい」
という気持ちは、かなり強くなったのだと思う。
お金があれば、全部が解決するわけではない。
それは大人になった今なら分かる。
でも、お金があれば選択肢は増える。
嫌な環境から離れることもできる。
必要なものを自分で買うこともできる。
誰かに頭を下げなくても済むこともある。
私にとって、お金は単純な「贅沢をするためのもの」ではなかったのだと思う。
10代の私は、とにかく稼いでいた
10代の頃は、制限なく遊びたい年齢だった。
「お金がないから遊べない」
というのが嫌で、早朝に働いて、日中から夕方まで働いて、さらに夕方から夜まで働く。
そんな掛け持ちをしていた時期もある。
今考えると、そこまで働かなくてもよかったんじゃないかと思う(笑)
でも当時は、働いてお金が増えることが安心だった。
10代の頃は、お金を稼ぐことだけでなく、その使い方でもたくさん失敗しました。その経験から学んだことについてはこちらの記事で書いています。 10代のお金の失敗から学んだこと
口座や手元のお金が増えていくと、
「これで大丈夫」
と思えた。
逆に、どれだけ働いてもお金が減っていくと、不安になった。
今思えば、私は「お金そのもの」が欲しかったというより、
お金があることで得られる安心感が欲しかったのだと思う。
貧困と「お金がない不安」は、少し違う
大人になってから、私はこの2つは少し違うんじゃないかと思うようになった。
「今、お金がない」という状態と、
「この先もお金がないかもしれない」という不安は違う。
たとえば、今月たまたま出費が重なってお金が少なくなったとしても、
来月には給料が入る。
仕事もある。
生活する場所もある。
そういう状況なら、実際には困窮していなくても、
「お金がない」
というだけで不安になる人もいる。
私自身が、まさにそうだった。
お金がある=安心、ではなかった
昔の私は、
「もっとお金があれば安心できる」
と思っていた。
でも、ある程度お金を持っても、また不安になる。
「これだけしかない」
「もし仕事がなくなったら」
「もし大きな出費があったら」
と考える。
じゃあ、いくらあれば安心できるのか。
100万円?
500万円?
1000万円?
たぶん、金額だけでは解決しない。
不安の根っこが「お金がないこと」ではなく、
「自分でどうにもできなくなること」への恐怖
だからだと思う。
お金があると、人生の選択肢が増える
今の私は、お金を「贅沢のため」だけに考えなくなった。
もちろん欲しいものを買うことも、旅行することも楽しい。
でも、それ以上に大事なのは選択肢だと思う。
嫌な仕事を辞める。
住む場所を変える。
子供のために必要なものを用意する。
何かトラブルがあった時に対応する。
やりたいことに挑戦する。
お金があれば、人生の選択肢を増やすことができる。
私自身、お金の使い方にはその人の価値観や生き方が表れるように感じています。お金と生き方について考えたことはこちらの記事でも書いています。 お金の使い方は、その人の生き方が出る。
だから私は、お金を稼ぐこと自体が好きなのかもしれない。
「お金がない自分」を嫌わなくなった
昔は、お金がないと自分まで価値がないように感じていた時期もあった。
でも、それも少しずつ変わった。
お金がない時期があることと、
人として価値がないことは全く別の話だから。
失敗してお金を失うこともある。
思ったように稼げない時期もある。
誰にだって、そういう時期はある。
大事なのは、
「じゃあ、これからどうする?」
と考えられることなのだと思う。
お金は「安心」を買うものでもある
最近は、お金の使い方について改めて考えることが増えた。
「お金持ちになりたい」と思う気持ちの奥には、人それぞれ違う理由があると思います。私自身がその中身について考えてみた記事はこちらです。 「お金持ちになりたい」の中身を考えてみた
以前の記事にも書いたように、私は昔、お金を貯めることそのものが生きがいだった時期もある。
でも今は、
貯めるだけでもなく、
使うだけでもなく、
自分が何に安心を感じ、何に幸せを感じるのかを考えて使いたい。
経験に使う。
大切な人との時間に使う。
暮らしやすさに使う。
将来の安心のために残す。
そして、たまには何も考えずに好きなものを買う(笑)
それも全部、お金の使い方なのだと思う。
お金に振り回される人生ではなく、お金を使う人生にしたい
「お金持ちになりたい」
という気持ちも、もちろんある。
でも今は、それだけではない。
お金に困らないこと。
誰かに依存しなくても、自分で選択できること。
大切な人に「お金がないからできない」と言わなくて済むこと。
そして、自分が本当にやりたいことを諦めなくていいこと。
私が欲しいのは、たぶんそういう人生なのだと思う。
貧乏が嫌だったのではなく、
「お金がないことで、何も選べなくなること」が怖かった。
そう考えると、私がこれまで一生懸命働いてきた理由も、少し分かる気がする。
お金は人生の全てではない。
でも、
お金があることで守れるものや、選べる人生がある。
だからこれからは、お金をただ増やすだけではなく、
「何のために稼ぐのか」
「何のために使うのか」
そこまで考えながら、自分のお金と付き合っていきたいと思う。
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