仕事をしていると、
「この人、仕事できるな」
と思う人がいる。
逆に、作業は早いし、言われたこともちゃんとやっているのに、
「この人には、あまり仕事を任せたくないな」
と思うこともある。
私は最近、この二つって少し違うんじゃないかなと思うようになった。
「仕事ができる」の意味
仕事ができる人というと、
・作業が早い
・ミスが少ない
・覚えるのが早い
・指示されたことをきちんとやる
こういうイメージがあると思う。
もちろん、これは大事。
でも、仕事ってそれだけじゃない。
例えば、分からないことがあったとき。
何も言わずに自分の判断で進めて、あとから大きなミスになる人と、
「ここまでは分かりました。でも、ここから先が分からないので確認してもいいですか?」
と聞ける人。
私は後者のほうが、仕事を任せやすい。
分からないこと自体が悪いわけじゃない。
分からないまま進めることのほうが、仕事では怖い。
「報告する」だけじゃなく、「相手が判断できるように伝える」
仕事をしていると、
「報告しました」
という人もいる。
でも、報告しただけでは、相手が何を判断すればいいのか分からないこともある。
「○○になりました」
だけではなく、
「○○になりました。私はこうしたほうがいいと思っていますが、どうしますか?」
まで言える人は、仕事の流れを止めない。
これは会話でも同じだと思う。
私は以前から、人との会話ってキャッチボールだと思っている。
会話のキャッチボールについては、こちらでも書いています。
会話のキャッチボールができない人
仕事も同じで、
「言われたことをやる」
だけではなく、
「今、相手が何を必要としているのか」
を考えられる人は強い。
「言われていないからやらない」は、間違いではないけど
もちろん、何でも勝手にやればいいという話ではない。
会社にはルールがあるし、勝手な判断が事故につながることもある。
でも、
「言われてないのでやりません」
だけになると、仕事はなかなか前に進まない。
例えば、
「これをお願いします」
と言われたときに、その作業だけ終わらせる人もいる。
一方で、
「これをやるなら、次にこれも必要になりそうだな」
と考える人もいる。
そして、
「ここまでやっておきました。次は○○が必要だと思います」
と伝えてくれる。
こういう人がいると、仕事をする側としては本当に助かる。
仕事ができる人は、「自分の仕事」だけを見ていない
私は、仕事って自分一人で完結するものではないと思っている。
自分の作業の先には、必ず誰かがいる。
自分が入力するデータを見る人。
自分が作った書類を使う人。
自分が電話した相手。
自分が引き継ぐ同僚。
その先にお客様がいることもある。
だから、
「私はちゃんとやりました」
だけではなく、
「このあと、この人が困らないかな」
まで考えられると、仕事の質は変わると思う。
私自身も、仕事では「効率」をかなり気にする
私は、できるだけ無駄なことをしたくないタイプだと思う。
同じ作業を何度も繰り返すなら、
「これ、仕組みにできないかな」
と考える。
Excelで自動化できるなら自動化する。
テンプレートを作れるなら作る。
一度入力したものを、別の場所でも使えるようにする。
最近はAIも使うようになった。
AIと仕事の変化については、こちらの記事もどうぞ。
AIに仕事を奪われるって、本当にそうなのかな
でも、効率化することと、仕事を雑にすることは違う。
むしろ私は、
「人間がやらなくてもいい作業を減らして、その分、人間にしかできないことに時間を使う」
ほうがいいと思っている。
「仕事ができる人」より、「安心して任せられる人」
結局、私が一緒に仕事をしたいと思うのは、
何でも一人で完璧にできる人ではない。
分からないときに聞ける。
ミスをしたら報告できる。
自分のミスを人のせいにしない。
相手が困らないように考えられる。
必要なときには自分の意見も言える。
そして、言われたことをただこなすだけではなく、
「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」
と考えられる。
そういう人のほうが、私は仕事を任せやすい。
仕事って、能力だけで成り立っているものじゃない。
結局は、人と人との間で成り立っているものだから。
「仕事ができる」は、才能だけじゃない
仕事ができる人を見て、
「もともと頭がいいんだろうな」
と思うこともある。
でも、全部が才能というわけではないと思う。
分からないことを調べる。
失敗したら原因を考える。
同じミスを繰り返さないようにする。
相手が何を求めているのか考える。
もっと楽に、もっと早く、もっと正確にできる方法を探す。
こういう小さな積み重ねで、仕事の仕方は変わっていく。
だから私は、
「仕事ができる人になる」
というより、
「一緒に仕事をする人から、安心して任せてもらえる人になる」
というほうが、しっくりくる。
仕事は、ただお金をもらうためだけのものでもない。
人と関わって、考えて、失敗して、覚えて、できることを増やしていく。
自分を大切にしながら成長することについて、こちらでも書いています。
自分を大切にしなさいと言われ続けた私
その中で、自分の価値も少しずつ増えていくものなんじゃないかなと思う。
そして、せっかく働くなら、
「この人に任せてよかった」
と思ってもらえる仕事をしたい。
私は、そんな働き方ができる人でありたいと思っている。
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