子育てをしていると、いつか必ず「お金」について子供に教える時がくる。

お金は大事。

無駄遣いしちゃダメ。

貯金しなさい。

たぶん、ほとんどの家庭で一度は言われる言葉だと思う。

でも、大人になった今だからこそ思う。

「お金は大事」だけでは、たぶん足りない。

お金は、ただ貯めるものでもないし、使うものでもない。

稼ぐことも、使うことも、貯めることも、時には人に貸すことも、経験に使うこともある。

私は、自分自身がたくさん失敗してきたからこそ、子供にはお金についてもっと現実的に教えていきたいと思う。

お金は「欲しいものを買うためだけ」のものではない

子供にとって、お金は最初、

「欲しいおもちゃを買うもの」

という感覚だと思う。

もちろん、それも間違いではない。

でも、お金にはもっとたくさんの役割がある。

ご飯を食べる。

家に住む。

学校に行く。

病院に行く。

誰かと旅行する。

やりたいことに挑戦する。

困った時に自分を守る。

そして、誰かを助ける。

お金は、生活そのものと繋がっている。

だから私は、子供に「お金は大切だから使わないように」とだけ教えるのではなく、

「お金をどう使うかが大切なんだよ」

と伝えたい。

「稼ぐ」ことの大切さ

まずは、お金を稼ぐということ。

私は10代から働いてきたので、お金を稼ぐこと自体はかなり身近だった。

働けばお金がもらえる。

でも、本当はそれだけじゃない。

誰かの役に立ったり、誰かが困っていることを解決したり、自分の時間や能力を提供した結果として、お金をもらう。

そう考えると、仕事って面白い。

もちろん、世の中には「働く=我慢」という考え方もある。

私自身も、そう思っていた時期がある。

でも、自分が何を提供できるのか。

何が得意なのか。

何なら人の役に立てるのか。

そういうことを考えながら働くことも、お金の教育の一つだと思う。

「使う」ことも勉強

お金を貯めることが正解だと思っていた時期もある。

10代後半から20代後半くらいまでは、子育てをしながら貯金が増えていくことが安心に繋がっていた。

でも、使わないお金は、ただ数字として残っているだけでもある。

もちろん将来のために貯めることは大切。

でも、経験に使うお金もある。

旅行に行く。

美味しいものを食べる。

やってみたかったことに挑戦する。

大切な人との思い出を作る。

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私は以前、兄から

「欲しい物を一通り買ったら、次は経験や思い出にお金を使いなさい」

と言われたことがある。

その時は、確かにと思った。

物は壊れることもあるし、飽きることもある。

でも、経験は自分の中に残る。

だから子供にも、

「使う=悪いこと」

にはしてほしくない。

何にお金を使うのかには、その人自身の価値観や生き方が表れるように感じています。私自身のお金の使い方について考えたことはこちらの記事で書いています。 お金の使い方は、その人の生き方が出る。

「貯める」は未来の自分を助ける

一方で、貯めることも絶対に大切。

私は、お金がないことへの不安が強かったからこそ、貯金をしている時に安心感を得ていた。

でも子供には、

「何か欲しいものがあるから貯める」

だけではなく、

「未来の自分を助けるために貯める」

という考え方も教えたい。

急に必要になるお金。

やりたいことが見つかった時のお金。

困った時のお金。

人生では、予定通りにいかないことがたくさんある。

だからこそ、少しでも余裕を持っておく。

貯金は、未来の自分へのプレゼントみたいなものだと思う。

「人に貸す」は、もっと慎重に教えたい

そして、私が自分の経験から一番教えたいのがこれ。

人にお金を貸すこと。

私は実際に、人にお金を貸して返ってこない経験をしている。

だからこそ、

「困っている人がいたら助けなさい」

だけでは教えたくない。

助けることと、お金を貸すことは別だから。

本当に困っている人を助けたいなら、

返ってこなくても自分の生活に影響しない金額なのか。

その人を助ける方法は、お金を貸すことしかないのか。

自分が無理をしていないか。

そこまで考えてほしい。

お金を貸したことで、自分の生活まで苦しくなったら、それは誰かを助けたというより、一緒に苦しくなってしまうだけだから。

そして、家族や恋人、友人だから大丈夫ということもない。

むしろ、近い関係だからこそ、お金の貸し借りには慎重であってほしいと思う。

恋人や家族など、距離が近い相手だからこそ難しくなるのがお金の問題だと思います。恋人とのお金の価値観について考えたことはこちらの記事で書いています。 恋人のお金の使い方、どこまで許せる?

お金で人の価値を決めない

もう一つ、絶対に教えたいことがある。

それは、

「お金を持っている人=偉い人」ではないということ。

お金をたくさん稼いでいる人もいる。

逆に、今はお金を持っていない人もいる。

でも、それだけで人間の価値が決まるわけではない。

収入が高いから立派。

ブランド品を持っているからすごい。

お金がないからダメ。

そんな単純な話ではない。

お金は、その人の人生を評価するための数字ではなく、

その人が生活したり、選択したり、誰かを幸せにしたりするための道具だと思う。

そもそも「お金持ちになりたい」という気持ちの中には、どんな願いがあるのか。私自身、その中身について考えてみたことがあります。 「お金持ちになりたい」の中身を考えてみた

「お金があるから幸せ」でもない

子供には、お金があれば幸せになれるとも教えたくない。

お金があっても孤独な人はいる。

お金がなくても、毎日楽しそうに暮らしている人もいる。

もちろん、お金がないことで苦労することはある。

だから「お金なんてなくても幸せ」と綺麗ごとだけを言うつもりもない。

お金は必要。

でも、お金だけでは幸せになれない。

このバランスを知ってほしい。

お金を使う先で、自分の価値観が分かる

大人になってから思うのは、

お金の使い方には、その人の価値観がかなり出る。

何にお金を使うのか。

何を我慢するのか。

何には惜しみなく使うのか。

人に使うのか。

自分に使うのか。

物に使うのか。

経験に使うのか。

将来のために残すのか。

正解は一つじゃない。

だからこそ、子供自身に失敗しながら考えてほしい。

失敗することも、お金の勉強

私は10代の頃、お金の使い方でたくさん失敗した。

友達に奢ったり、欲しいものを衝動買いしたり、一度買い物をするとネジがぶっ飛んだり(笑)

今思えば、

「もっと違う使い方をすればよかった」

と思うこともある。

でも、その失敗があったからこそ、自分がお金をどう使う人間なのかを知ることができた。

私自身、10代の頃はお金の使い方でたくさん失敗してきました。その時の経験から学んだことについてはこちらの記事で詳しく書いています。 10代のお金の失敗から学んだこと

だから子供にも、何でも親が正解を教えるのではなく、

ある程度は自分で失敗してほしいと思う。

もちろん、取り返しがつかない失敗は親として止める。

でも、小さな失敗まで全部取り上げてしまったら、お金の使い方を学ぶ機会もなくなる。

お金は「人生を選ぶための道具」

最終的に、子供に伝えたいのは、

お金をたくさん持つことではない。

お金に振り回されず、自分でお金の使い道を選べる人になってほしい。

稼ぐ。

使う。

貯める。

人を助ける。

時には人に頼る。

経験に使う。

そして、失敗する。

その全部を経験して、

「自分にとってお金とは何なのか」

を考えていけばいいと思う。

親が子供にできるのは、答えを全部教えることではなく、考えるための材料を渡すことなのかもしれない。

私自身、まだまだお金について勉強中だ。

10代の頃の失敗もある。

お金に対する不安もある。

それでも、これまでの経験があるからこそ、今なら少し違う使い方ができると思う。

子供にも、

「お金を大切にすること」と「お金に縛られること」は違う

ということだけは、伝えていきたい。

お金は人生の目的ではなく、

自分の人生を選ぶための道具。

私は、そんなふうにお金と付き合える人になってほしいと思っている。

私自身がなぜお金を大切にするようになったのか、そして「お金がないこと」への不安について考えたことはこちらの記事で書いています。 貧乏が嫌だったのか、お金がないことが怖かったのか

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グル子

このサイトのメインライター。失敗談から日常のことまで、思いついたことを気ままに書いています。ゆるく更新しているので、気軽にのぞいてもらえたらうれしいです。

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